あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2012/02/09

お客様紹介 〜鳥取城北高校2年生のみなさん〜

二十四節気のひとつである立春をむかえ、暦の上ではもう春ですが、

まだまだ風も冷たく春の訪れを今か今かと心待ちにしている今日この頃です。

さて今回ご紹介するお客様は、

修学旅行で信州に訪れている鳥取県の鳥取城北高校2年生のみなさんです。

修学旅行の目的は、白馬でスキーをするためとのことですが、

そば打ち体験に来てくれたみなさんは、スキー組とは別行動なんだそうです。

理由をお聞きしますと・・・ナント!この春に行われる選抜高校野球に出場するため、

ケガをしてはいけないから!とのこと・・・  スゴイ ""(^∇^*)パチパチ♪

そして、二人のかわいい女性も一緒に来てくださいました。

マネージャーさんかな?と思ってお聞きすると、ケガをしていてスキーができないんだそうです・・・お大事に。

スキーをやりたかった生徒さんもいらっしゃったかと思いますが、

信州でそば打ちというのも、また違った良い思い出になったのではないでしょうか。

それでは、若くて元気な高校2年生のみなさんが、そば打ちにチャレンジする様子をお伝えします。

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引率の先生もご一緒にそば打ち体験。そばの生地をこねていらっしゃるところです。

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みんなでピース!(*^-゚)vィェィ♪ みなさん、爽やかですね〜。

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井口館長によるそば切りの実演をみんなで食い入るように見ています。

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そして、自分たちで打ったそばを早速試食! 食欲旺盛(゚д゚)ウマ-

「おまえの打ったそばも食べさせてくれよ〜」なんて会話が聞こえてきそう (人゚∀゚*)

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そば打ち体験の終了後、みんなで記念写真 o[◎]_- )パチリ

鳥取城北高校の生徒のみなさん!そば打ち体験はいかがでしたか?

前日は善光寺へ、そしてこの日は松本城にも行かれたそうですが信州を満喫できましたか?

今回は快く撮影にご協力いただきありがとうございました!

春の選抜でのご活躍を、ここ信州の地より応援しています└( ̄◇ ̄*)┘ガンバレー!!

またいつでもそばふれあい館へ遊びに来てくださいね!

お待ちしております!

【おまけ】 〜氷結水車〜

松本工場内にある水車が、この頃の寒さで氷結してしまいました。

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春の便りが待ち遠しいです・・・

【お問い合わせ先】
そばふれあい館
長野県松本市南松本2-6-52
(日穀製粉株式会社 松本工場内)
TEL. 0263-25-2022

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2012/01/13

そば畑の生長日記【完】 〜製粉・そば打ち編〜

昨年、播種〜収穫・乾燥をおこなったそば畑の蕎麦も最終段階をむかえることになりました。

そば畑の生長日記・最終話は、『製粉・そば打ち編』をお届けしてまいります!

1月10日(火)

まずは蕎麦の実を粉にする「製粉」からスタートです(^-^)/

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前回のブログ(脱穀・精選編)で殻を取った蕎麦の実「丸抜き」です。

採れたての蕎麦の丸抜きは緑がかった色をしているのが特徴ですが、いかがでしょう?

きれいな緑色でしたよ〜!

製粉の方法にはロール製粉石臼製粉がありますが、今回は昔ながらの石臼製粉でそば粉にしていきます。

※詳しくは、弊社HPのバーチャル工場見学 そば粉工場 3.製粉をご覧ください。

では早速、「丸抜き」を石臼製粉機に投入していきましょう♪

今回は特別に動画で  (・_/■ゝ

製粉直後のそば粉がこちら↓↓↓ 写真からもそばの香りが漂ってきそうですね〜。

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次に、篩(ふるい)にかけて、残っているそば殻や粗めの粉を取り除いていきます。

これも動画で  (・_/■ゝ

すると・・・ こんなきれいなそば粉が出来上がりました。 d(>_< )Good!!

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製粉後の重量は1.25kgでした。

収穫時が2.16kgだったので、そのうちそば粉になったのが約60%ということになります。

(ちなみに異物除去後は1.97kg、丸抜きの蕎麦の実で1.45kg)

種から育て、つくり上げたそば粉への感動はひとしおですが、

おいしくそばをいただくためには『挽きたて・打ちたて・ゆでたて』の「三たて」が重要!!

ということで早速、井口館長自らの手によるそば打ちです。

そば粉8割、つなぎ2割の「二八そば」で打っていただきました。

水回し、練りと洗練された手打ち技術で手際よく進んでいき・・・

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打ち粉を振りながら大きな円になるように、『スススッ』っと延ばしていきます。

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延ばしたそばを丁寧にたたんで、いよいよ切りの作業です。

『ト・・』とリズムよく、細切りのそばきりが出来上がっていきます。 (*゚▽゚*)ワクワク

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切り終えたそばきりのアップ画像です。

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打ちたてのそばきりが出来上がったところで、いよいよ「ゆで」に入ります。

ゆであがったおそばは・・・こんな感じでございます (ー_ー)!!

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いかにも採れたてといった感じで緑がかったおそば。おいしそうじゃないですか!!

播種からそばきりまで、すべて自分たちだけでつくり上げたそば。

なんだか感極まってしまいます ジーン...(≧ω≦。)

・・・っと、「三たて」のおそばを目の前にして余韻に浸ってもいられません。

本当においしいのか? 早速、試食会に移ります!

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工場長をはじめ、製造部門を司るI部長(写真左)と、陰の功労者Y部長(写真右・満面の笑み)も・・・

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弊社製品の出荷を的確に指示する美女(←ここ重要)スタッフたちから、

開発、品質保証のプロフェッショナルな面々まで、おいしくいただくことが出来ました!

日頃、家庭では買ってきたものを調理して食べることが圧倒的に多い私たち。

今回の蕎麦づくりを通して、農産物を生産することの難しさ、生産者の方々のご苦労を感じました。

農産物や畜産物もそうですが、食への有難味(ありがたみ)を痛感しますよね。

また、製粉業を営む私たちは改めて「安全・安心な製品をさらに追求していかなければ!!」

決意をさらに強めました。(ちょっと大げさかな。 ^_^; アハハ...)

長きに渡ってお届けしてまいりました「そば畑の生長日記」も、これでひとまず【完結】です。

(といっても、そばふれあい館のブログをやめるわけじゃありませんよ〜!)

そばふれあい館のような小さなそば畑にも「物語」があるということ。伝わりましたでしょうか?

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「ソバの実には果てしない宇宙がある。
一粒の小さなソバの実が運んでくれる大きな世界にふれてみよう。
広がる未来にふれてみよう。」

ぜひこのそばふれあい館へお越しいただき、蕎麦の世界にふれてみてくださいね。

社員一同、心よりお待ちしております。

【そば畑の生長日記 日記帳】
そば畑の整地(9/6up)種まきと発芽(9/12up)元気に生長中(9/20up)もうすぐ開花(9/30up)
開花の始まり(10/3up)もうすぐ満開(10/14up)満開(10/24up)結実の始まり(11/11up)
島立て乾燥(11/21up)乾燥方法変更編(11/28up)脱穀,精選編(1/12up)

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そばふれあい館
長野県松本市南松本2-6-52
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2012/01/12

そば畑の生長日記 〜脱穀・精選編〜

そばふれあい館で収穫された蕎麦も乾燥を終え、そば粉を製粉するための次工程『脱穀・精選』へと進んでいきます。

1月6日(金)

乾燥を終えた蕎麦の脱穀と精選をおこないましたので、その様子をレポートします!

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乾燥後の葉や茎が付いた状態です。

この時点の重量は2.16kgありましたが、作業後はどのくらいになるでしょうか?

まずは蕎麦の実以外の異物を除去する選別作業です。

はじめに手作業で茎をとって、篩(ふるい)にかけていきます。

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作業後はこんな感じに・・・↓↓↓

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次は、「唐箕(とうみ)」にかけて、残った葉や茎などの異物を風で除去します。

【唐箕とは?】
蕎麦などの穀類を風力を利用して選別する農機具。原料供給用の漏斗(ろうと)、羽根車(翼車)を収めた風胴で、落とされた原料は羽根車からの横風を受けて、いちばん手前に精粒、遠方に夾雑物(きょうざつぶつ)、その中間にくず粒が落下する装置です。

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この作業を何回か繰り返すと・・・残っていた葉や茎もきれいになくなりました↓↓↓

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「えっ!これで選別は終わり!?」 いいえ、まだまだです・・

収穫の時に石などが入ってしまう可能性があるので、唐箕だけでは不十分なのです(@_@;)

石など重みのある異物を取り除くには、「石抜き機」を使って選別していきます。

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さらに、選別した蕎麦の実を「磨(みがき)機」に入れて、きれいにします。

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磨き作業が終わると・・・下の画像【After】のように外皮の黒味が増してツヤツヤしているのがわかると思います。

【Before】

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【After】

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こうしてようやく異物除去作業は完了です(ー。ー)フゥ

異物除去後の重量は1.97kgになりました。

ホッとするのもつかの間、次は蕎麦の実の殻を外す脱ぷ作業です。

まずは、「ふるい機」にかけて蕎麦の実を・中・に選別します。

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続いて、選別した蕎麦の実を別々に「脱ぷ機」にかけていきます。

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↑↑↑真剣な表情のY部長(^_^)

脱ぷ機からきれいな蕎麦の実が出てきました〜 (≧ ≦)Ω ヨッシャ!

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これを再び「ふるい機」「唐箕」にかけて、殻を取り除いていきます。

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↑↑↑そば殻

殻付きの蕎麦の実も少し混ざっていますが、最終的にこんな感じに↓↓↓

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以上で脱穀・精選作業は完了!

そば殻を外した「丸抜き」の蕎麦の実が1.45kg出来上がりです。

(葉や茎が付いていた状態から-0.71kg、脱ぷ前から-0.52kg)

蕎麦の実の脱穀から精選まで、いかがだったでしょうか?

手作業でやるとなると、なかなか大変ですよね〜 (;´ρ`) グッタリ

さぁ次はいよいよ『製粉〜そば打ち』にチャレンジです。

お楽しみに!!

【これまでの日記帳】
そば畑の整地(9/6up)種まきと発芽(9/12up)元気に生長中(9/20up)もうすぐ開花(9/30up)
開花の始まり(10/3up)もうすぐ満開(10/14up)満開(10/24up)結実の始まり(11/11up)
島立て乾燥(11/21up)乾燥方法変更編(11/28up)

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2011/11/28

そば畑の生長日記 〜乾燥方法変更編〜

前回のブログでは、蕎麦の収穫と「島立て」という方法で天日乾燥をはじめたことをお伝えしましたが、

その後はあいにくの雨模様・・・「島立て」だと雨除けのためのシートを掛けるのが大変!ということで

急遽、乾燥方法を「はぜ掛け」に変更しました。

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はぜ掛け乾燥

「はぜ掛け」とは、稲等の作物を束ねて逆さにして横木に掛け天日干しする方法で「稲木」、「稲掛け」など地域によって様々な呼び名があります。天日干しは手間がかかるため近年減少傾向で乾燥機を使っての乾燥が多くなっていますが、手間暇かけて太陽の光をたっぷり受け乾燥させた作物はやっぱり格別です。

今回は支柱は立てずに桜の木に協力してもらいm(__)m、束ねた蕎麦を「はぜ掛け」にしました。

根の部分は、いつ雨がきてもいいように常時シートを掛けてあります。

おいしいお蕎麦になりますように (−||−)

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2011/11/21

そば畑の生長日記 〜収穫編〜&お客様紹介

11月16日(水)

前回のブログでも書きましたが、そばふれあい館のそば畑ではもともと観賞用として育てているため、

そばの実の結実は多くありません。

それでも今年は、そばの実を収穫してそば打ちまでできるかチャレンジしてみよう!」ということで、

開発部長の協力を得て「普通そば」の刈取りをおこないました。

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今回は「島立て」という乾燥方法で、

2週間ほどそばの実が落ちやすくなるまでこの状態で乾かしていきます。

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島立て乾燥

乾燥した後は、叩いてそばの実を落として粉にする予定です。

はたして、そば打ちができるだけのそば粉ができるでしょうか・・・? 期待しましょう!

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11月17日(木)

今日のそば打ち体験のお客様をご紹介します。

「長野県シニア大学 2年生 B組 6班」の皆様にお越しいただきました。

いつもは南松本の社会福祉センターで活動しておられるお仲間だそうです。

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ご自分でつくった手打ちそばの味はいかがでしたでしょうか?

おいしそうに召し上がっていただくのを拝見することが、当館としてもうれしい限りです。

今回は、快く撮影にご協力いただきありがとうございました。

またいつでもそばふれあい館へお越しくださいね。

お待ちしております。

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