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なるほど!そば辞典
文豪はそばがお好き
文学を彩る、そばと作家の尽きることなきエピソード。
イラスト 工房ジネン 柳さおり
イラスト by 工房ジネン 柳さおり
 酒が飲みたくなるとまずそば屋へ行くという池波正太郎は「おれの足音」で大石内蔵助をそば好きな人物として登場させます。夏目漱石は「吾輩は猫である」で主人の友人迷亭先生に「蕎麦の延びたのと、人間の間が抜けたのはたのもしくない」など散々講釈させ、「坊ちゃん」では主人公が天ぷらそばを何杯も平らげるシーンが登場。
 獅子文六の随筆には仲秋の名月に文士がうまいそば屋に集ったものの、佐藤春夫と久保田万太郎は挨拶もせず、幸田露伴と上田万年は佐藤春夫に傍若無人に振舞われ・・・などお寒いエピソードが・・・。
 うんちく豊富でこだわりが強い先生方、個性はぶつかっても「そば好き」は皆同じようです。
(2005年10月掲載)
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