≪Vol.40≫
2009.06.01 |
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そばの国の南端、「神の村」と称される
天界の郷には隠れたそば処があった。
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そばの国信州の南端、遠山郷と呼ばれる南信濃と上村(ともに飯田市)は、遠山川沿いに日本の原風景と手つかずの自然が広がり、「秘境」と呼ぶにふさわしい場所。
しかしかつては遠州秋葉山への信仰の道「秋葉街道」が貫き、多くの人が行き交いました。
3000m級の南アルプスに抱かれ、神々しい自然と信仰の深い上村は「神の村」と称され、中でも標高1000mを越える下栗地区は「天界の郷」「日本のチロル」などと呼ばれています。
下栗は山間のやせた土地ゆえ米の栽培が難しく、粟、稗、黍などが今だ栽培される雑穀の地、
もちろんソバ栽培も昔から盛んで、かつては焼き畑でソバが作られました。
黒い実がポツポツできたのを見て収穫、刈ったソバはハザ掛けし、
十月中旬を待って食する古風な刈り時期と方法を今だ続けていることが知られています。
もともと南信州は天竜川沿いに水田地帯が発達した地でそば作りは盛んに行われませんでした。
遠山郷は良いソバが採れるにも関わらずメジャーな産地になる機会に恵まれませんでしたが、
よいそば粉と、南アルプスの恵まれた名水でそばを打つ彼の地は、
まちがいなく信州を代表するそば処であります。
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