ピッツォッケリ(ピッツォッケリオ)(ぴっつぉっけり)
ピッツォッケリはイタリアのロンバルディア州ヴァルテッリーナ地域からスイスのグラウビュンデン州にかけての地域の名物であるパスタの一種で、蕎麦粉を使用することが特徴に挙げられます。
これらの地域は山岳地帯にあたり、寒く土地が痩せていて小麦の栽培が困難な為、小麦の代わりに古くからソバが作られてきました。
ピッツォッケリは、日本の二八蕎麦と同様の蕎麦粉8:小麦粉2から、蕎麦粉2:小麦粉1ぐらいで任意の比率の混合蕎麦粉をこね、のし棒などで伸ばして成形することで作られます。幅10ミリメートル、厚さ1.5ミリメートル、長さ70ミリメートルという短冊状をしているショートパスタと呼ぶには長く、ロングパスタにしては短いサイズが特徴です。これは、材料に蕎麦粉を用いているため、長く伸ばせないことに由来します。
ほうれん草やジャガイモ、にんじん、インゲン豆などをざく切りし、ピッツォッケリと一緒にゆで、北イタリア特産のカゼーラチーズをのせ、パルメザンチーズをふりかけ、フライパンでバター炒めしたニンニク、セージをかけて食べます。
■関連情報
・レシピ(ピッツォッケリ)
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