あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2015/06/26

スタッフlog

おそるべし、和食の人気! マニラ編

皆さん こんにちは、以前ご紹介した台湾編に次ぐ第二弾でございます。
台湾編はこちら

イタリア・ミラノで10月末まで開催中の国際博覧会における日本館のテーマは『地球に食料を、生命にエネルギー』。
近年の食糧事情の変化は皆様、ご存じではあるかと思いますが各国とも『食』にかなり力を入れているなかで、寿司は『もはや和食から世界の食』に変わっているという話が聞こえてくる昨今でございます。
そんな中、『日本食』の代名詞がこれまでの寿司・天ぷらからラーメン・そば・うどんになる日は直ぐそこにあると思い、フィリピンの首都マニラに行ってきました。
空港から市内へ。気温34℃で湿度も高く一足早く真夏を体感しました。
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『何故、フィリピンなのか』と聞かれますと、
・フィリピンの食べ物といえば果物・鶏肉料理などが有名ではあるものの麺類のイメージが皆無の為、実際の状況を確認したかったため
・大卒の初任給が約30,000円。これまでは『一握りの富裕層』と『その他』と分類されてきましたが、中間層が増えて来たとの情報を得ており、実際はどんな生活をしているのかを見てみたいため
・和食チェーンが新店舗を次々オープンさせて来ているため
以上、こういったテーマを基に興味深々でレポートして参ります。

先ず、初日は軽くシーフードから
こちらは白身魚のフライですがホクホクで中々の美味。
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2日目。
マニラは観光名所もそんなに多くはないそうですので早速大型ショッピングモールの視察へ出かけました。
人口密度が高いのに加え、公共交通機関があまり発達していない街ということで車やバイク、ジプニーで大渋滞で移動にも大変時間が掛かりましたが到着してもやはり大混雑。

世界的には、ハンバーガーと言えばマクドナルド。しかしここフィリピンにおいてはファーストフードといえばこちら『ジョリビー』が大人気です。
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果物は大変豊富。良いのか悪いのか甘いものが乱立しているということでフィリピンの方は糖尿病が多いのだとか。
マンゴーは日本で食べる細長い物とは違い、真丸い品種で大変甘くてびっくりでした。
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さて本題ですが
こちらは首都圏では有名な【小諸そば】様です。
以前からこちらのSM・メガモールで開店していたようですが、この繁盛ぶり。
天ぷらとかつ丼は特に人気のメニューらしく、皆さん食べていました。
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かつ丼で105p(ペソ)。1p=日本円にして約2.8倍とすると一杯294円位でした。
物価は日本と比べても安いという感覚は有りません。
給料の平均からするとからすると高い買い物であることは変わりません。ただ、これだけの繁盛を見るとそれだけ所得のある人間が増えてきたのかということが分かりました。

続いてラッキーチャイナタウンモールというショッピングモール内の【富士そば】様へ。
台湾でも富士そば様は大人気でしたが、
14時過ぎにも関わらずマニラでも大盛況でした。
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こちらが、いただいたざるそば。
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マネージャーさん、女性店員さんと記念撮影。
聞くとそば・うどん・天ぷら粉の原料は日本から持ち込み、マニラで製麺しているそうです。
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提供商品だけでなく日本らしい、きめ細かいサービスが隅々まで行き届いているという印象を受け、お店を後にしました。

三日目。
前段でマニラの観光名所は多くないと書きましたが、午前中はマニラにある世界遺産『サン・アグスティン教会』へ行きました。さすが世界遺産、荘厳な造りに大変感動しました。
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午後は今年3月にオープンしたボニファシオハイストリートというモールにある【富士そば】様へ。
フレンチやイタリアンなど素晴らしいお店と有りましたこちらもかなりの繁盛ぶり。「いらっしゃいませー!」という元気な掛け声とともに迎え入れていただきました。
お店の皆様、ありがとうございました。
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余談ですが、このモールは高級ショップがほとんどで特にワインショップが大変素晴らしかった。
有料で試飲が出来、奥には高そうなフレンチレストランが有る店でした。
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フィリピンは消費税12%ですので日本で買える物には手を出しませんが、さすが高級店ということで良いワインに出会ってしまい購入してしまいました。
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最終日。
ホテル周辺を散策中に運命の出会い。
と申しますのもフランス・ブルターニュ地方の郷土料理であるガレットが食べらるお店を偶然にも発見できたのです。
私共の会社もガレットに注目し、業務用ガレット・焼成ガレットを販売しておりますが、まさかマニラで本格的なガレっトが食べられるとは。
これこそ、『赤い糸』ですね。
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本格的でとても美味しいガレットにお腹も心も大満足。

前回の台湾とは同じ部分・違う部分も多く見ることが出来ましたが、やはりそばやうどんはここマニラでも大変人気があるようです。
日本食の浸透率も非常に高いことが現地にて確認できました。
是非、皆様もマニラを訪れる機会がありましたらこちらの日本食人気をお確かめください。

まだまだ、マニラのスペイン料理の話題など沢山ありますが、和食が他国の方に喜んで食べて頂いている姿を垣間見、満足の旅行でした。

今回訪れた各ショッピングモールは以下
■MAP1:SMメガモール(小諸そば様)


■MAP2:ラッキーチャイナタウンモール(富士そば様)


■MAP3:ボニファシオハイストリート(富士そば様)