あっ日穀製粉のそばの国だより

豊かな自然に囲まれたそばの国信州から、日穀製粉が様々な情報をお届けします。

2025/07/07

信州ガレット振興会

【後編】タネから育てたそばでガレットを作ろう!ガレット振興会

そばの種まきから収穫までの一連の農業体験と収穫したそばでガレットをつくる「育みファームプロジェクト」。
今回は遂に集大成の最終回!収穫祭の模様をお届けします。

まず初めに、これまでの育みファームの活動を動画や写真を見ながら振り返りを行いました。
畑を耕して、タネをまいて、見学して、収穫して...気がつけばあっという間。
暑い日に流した汗を思い出すと、「あれ?そんなに前だったっけ?」なんて気分です。

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活動の振り返りの後は、遂にお楽しみのガレットづくりに挑戦!
この日は特別に日穀の「手打ちそば名人」をお呼びし、並行して手打ちそば教室も開催しました。
2グループに分かれ、それぞれ体験をしていきます。

まずはガレットの方へ!
この日のメニューは、定番のコンプレット(ハム・たまご・チーズ)のガレットと、ガレット振興会でおなじみのリンゴのコンポートを使ったデザートガレットです。

先生の周りに集まって作り方のお手本を見学。
手慣れた先生の手元を集中して見ています。

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「早くやりたい!」とワクワクする子や、「うまくできるかな...」と少しドキドキしている子も。
でも、お手本を見たらもう大丈夫!それでは、さっそくガレット作りにチャレンジしていきましょう!

まずは熱したフライパンに生地を流し込み、丸く焼いていきます。

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全体に満遍なく生地がいきわたるように、フライパンを回していきます。

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上手く丸くすることができました!

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デザート生地は少し焦げ目がつくぐらいになったら取り出し、冷ましておきます。
コンプレットはたまごなどの具材をのせ、焼いていきます。

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良い具合に火が通ったら四隅をたたんでいきます。
大人の力も借りてパタリ、パタリ。

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おいしそうに焼けました!これでお食事系のコンプレットは完成です。

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デザートガレットは先ほど冷ましておいた生地を使って、クリームやコンポートを使って盛り付けていきます。

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盛り付けは自由!子どもたちの「もりもり盛り」が炸裂していて、見ているだけで元気が出ました!
(大人はすぐ胃もたれを気にしてしまうので)
自分の好きなようにトッピングできるのもガレットの良さです。

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こうしてデザートガレットが完成となりました。
出来立てを早速いただきます!

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ナイフとフォークを使って、ちょっぴりおしゃれなランチタイム♪
自分で作った分、がんばりも味に加わって、ひと口ごとに「おいしい!」の声が広がっていました。

続いては手打ちそば体験の方へ。まずはそば粉を挽くところから...

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とは時間的にいきませんが、この日は製粉体験ができるようにミニ石臼を設置しておきました。
石臼の穴にそばの実を入れ石臼を回すと、ゴリゴリという音と共に石臼の隙間から粉砕されたそばがでてきます。
これが予想を超える大人気!!!!「僕やりたい!」「次わたしやりたい!」と元気な声が飛び交っていました。

実際のそば打ち体験では、水回しから切り出しまで一連の作業を体験してもらいました。

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水回しで手がベッタベタになったり、めん棒を使って力いっぱい伸ばしてみたり。
少し難しい工程で初めての作業に苦戦しながらも、みんな一生懸命に手を動かして、少しずつそばの形ができていきました。

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打ちたてのおそばは、ざるそばでつるっといただきました。
香りも喉ごしもばっちりで、「自分で打ったそばってやっぱりおいしい!」と大好評。

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「お店で食べているおそばって、こんなふうに作られてるんだ」と感じてもらえたなら、
これから食べるおそばの味わい方も、きっと少し変わってくるかもしれませんね。
ガレットも合わせてしっかり味わい、みんなお腹いっぱい、大満足の様子でした。

こうして、感謝祭は笑顔あふれる楽しいひとときの中、無事に終了しました。

畑を耕し、タネをまき、見守ってきたそばを、自分たちの手で料理して食べる。
土に触れるところから始まった体験が、ガレットという「おいしいカタチ」になって、ようやくひとつのプロジェクトとして完成しました!
ただ「食べる」だけでは味わえない、育てる喜びや作る楽しさ、そして自然への感謝。
育みファームプロジェクト一連の活動を通してそばの理解を深め、子どもたちにとって記憶に残る特別な体験になったのではないでしょうか。

これからそばやガレットを食べるときに、「あの時みんなで種まいたね」「ガレットおいしかったよね」と、このプロジェクトを思い出してもらえたら嬉しいです。
2024年度の育みファームの活動は、こうして笑顔とともに締めくくられました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

なお、2025年の育みファームの活動も、7月よりスタート予定です!
その様子も順次お届けしていきますので、どうぞお楽しみに!

感謝祭を開催したそばふれあい館では、事前予約制手打ちそば体験ガレット焼き体験たこ焼き体験ができます。
旅行での観光の際やご家族、お友達同士での参加でご利用いただいております。
気になった方は是非いらしてみてくださいね~!

【詳細はコチラから】
https://www.nikkoku.co.jp/entertainment/museum/ 
※ご予約は、前々日までにお電話にてお願いいたします。

【2025年度育みファームプロジェクトの参加者の受付は終了いたしました】
大変多くの方からお申込みをいただいたため、今年度の受付を終了させていただきました。
誠にありがとうございました。

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2025/06/18

信州ガレット振興会

【中編】2024タネから育てたそばでガレットを作ろう!ガレット振興会

そばの種まきから収穫までの一連の農業体験と収穫したそばでガレットをつくる「育みファームプロジェクト」。
小学校1年生~高校3年生までを対象に農業の楽しさとそばの美味しさを体験する農業体験イベントです。

前回の投稿に続き、今回は「中編」です。
ついに収穫!刈取り、脱穀作業の模様をお届けします。

■10月 そばの刈取り
ついに7月に撒いたそばが大きく成長し、刈り取れる状態になりました。
青々としていた圃場もすっかり秋色に変化しています。

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そばの穂先には実が!

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約2ヶ月ぶりに圃場に来た子ども達は様変わりしたそばを見て、
「大きくなってる!すごい~!」とびっくり。

タネだったそばもすっかり子ども達の肩ぐらいに成長しました。

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ついに刈取り作業へ!
畑ではそばと一緒に、雑草もぐんぐん伸びていたので、そばだけを選んで刈り取ってもらうことに。

子ども達は刃物を使わず、そばを抜いてもらいました。
小さな子でもスッ...と抜けるぐらい簡単です。

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圃場にはトンボや蝶などの虫たちも遊びに来ており、男の子達から楽しそうな声も。

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大人も一緒に刈り取り作業していきます。

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刈り取ったそばは一ヶ所に集めて脱穀へ。
味のある昔ながらの脱穀機を使って収穫したそばの穂先からそばの実を外します。

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一人ずつ順番にならんで脱穀機へ。

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勢いよくそばの実が「パタタタタ...」と音をたててビニールシートに落ちていきます。
初めての脱穀作業。最初はやや及び腰ぎみでしたが、慣れてくると楽しそうな様子が伺えました。

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脱穀したそばは篩にかけて雑草や茎などのゴミを取り除きます。

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大人でも筋肉痛になりそうな作業ですが、おいしいガレットのため頑張ってくれました!

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そして篩にかけられたそばがこちら!

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無事に実ったそばの実。
小さな一粒一粒は、自然の恵みと、みんなのがんばりがぎゅっと詰まっています。

ひと汗かいた後は、みんなでお昼ごはん。
この日はO部長特製、鍋いっぱいのすいとん汁が振舞われました!

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日穀製粉といえばあの粉...
すいとん粉といえば、日穀製粉のあの粉...
このすいとん汁に使ったすいとん粉はもちろん...

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おいしいすいとん!!(900g)

O部長が具材たっぷりで作ってくれていた、豚汁にさらにすいとんを加えたことで、ますます具沢山に!
つるつる・もちもちのすいとんは、子どもたちにも大好評!
「おかわりください!」の声があちこちから聞こえ、嬉しい盛り上がりとなりました。

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疲れた身体に染みわたるやさしい味わい...
改めて大地の恵みに感謝したひとときでした。

今回の刈り取り作業もケガなく活動を終えられて一安心です。
次回は遂に最終回の「後編」。ガレットを作った収穫祭の模様をお届けします!

【2025年度の参加者の受付は終了しました】
大変多くの方からお申込みをいただいたため、今年度の受付を終了させていただきました。
誠にありがとうございました。

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2025/05/26

信州ガレット振興会

【前編】2024タネから育てたそばでガレットを作ろう!ガレット振興会

そばの種まきから収穫までの一連の農業体験と収穫したそばでガレットをつくる「育みファームプロジェクト」。
小学校1年生~高校3年生までを対象に農業の楽しさとそばの美味しさを体験する農業体験イベントです。

「そんなイベントがあったの?」「どんなことをやってたの?」
そう思った方もいらっしゃるかもしれません。

実は2023年から始まり、翌年も大好評だったイベントが2025年も開催されることが決定しました!
本当にありがとうございます。

そこで今回は、昨年の活動の様子をみなさんに知っていただくために、「前編」・「中編」・「後編」の3回に分けてご紹介していきたいと思います。

今回は「前編」です。
昨年参加された方は「懐かしい!」と感じていただけるかもしれません。
今年初めて知った方にも、イベントの魅力を感じていただける内容になっています。

どうぞ最後までお楽しみください!

■7月 第一回目 圃場(ほじょう)整備と種まき
圃場を手作業で耕していきます。

普段さわったことのない唐鍬(とうぐわ)などを使って畝(うね)を作っていきます。
土も唐鍬も子ども達にとっては重く、えっちらおっちらでの作業です。

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大人のサポートも借りながらそばのお布団を作っていきます。

ビニール線で作ったガイドに沿ってそばの種をパラパラ、まきまき。
7月の暑い日差しのなか手作業で頑張ってくれました!

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圃場の半分はばら撒きスタイルに。豆まきのように勢いよく撒いてもらいました。
どんな風に芽が出るのか楽しみですね!

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第一回目の活動はこれで終了です。
そばは種まきから収穫までおよそ80日程度で収穫ができます。
上手くいけば10月上旬には収穫ができそうです。

おいしく育ちますように!

■種まきから一週間
芽が出ました!
すでに圃場に行ったときには10㎝程度の高さに。成長の早さにびっくりです。

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■8月 第二回目 そば製粉工場見学
育みファーム2回目は筑北村にあるグループ会社「ファームめぶき」に集合!
長野県で育てたそばをそば粉にする工場です。

普段食べているそばがどんな風に加工されてそば粉になっているのか理解を深めてもらいます。

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みんなで見学用の白衣を着ていざ工場へ!

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そばの実の状態からそば粉になる様子を見学。
大きい機械が「ゴゴゴゴゴゴ」と動く中、しっかりと耳を傾けて説明を聞いてくれていました。
※ファームめぶきの工場は一般公開しておりません。

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見学の後は、にっこくのそば打ち名人が朝から打ってくれた手打ちそばでお昼ごはん!
いろんなところから「ズルルッ!」と勢いよくそばのすする音が聞こえました。
おかわり続出で、一瞬で無くなってしまうほどもりもりと食べてくれました。

こうしている間にもそばはしっかり成長中!
次回、中編ではそば収穫体験の模様をお届けします。

【2025年度の参加者を募集中です!】
初心者OK、専用の道具などは必要ありません!お申込みはこちらから↓

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2025/04/07

日穀製粉NEWS

「そば県『信州』」へ、第一歩。善光寺でキックオフイベント!

3月15日、長野市・善光寺にて「そば県」推進協議会のキックオフイベントが開催されました。

本協議会は、県内各地の"そばに関わる人々"が業種の垣根を越えて連携し、「そばと言えば信州」というブランドのさらなる認知拡大と価値向上を目指す取り組みです。

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日穀製粉からは、長野県製粉協会の一員として当社社長が出席し、業種の垣根を超えた連携により、信州そばのさらなる発展を目指す意思を新たにしました。

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善光寺大勧進で行われたこの日、会場には約70名の関係者が集まり、柄木田会長(長野県信州そば共同組合・理事長)より活動の趣旨と今後の展望が発表されました。

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「学ぶ・伝える・紡ぐ」信州そばの未来へ
協議会では今年度、「学ぶ・伝える・紡ぐ」をキーワードに、研修会や懇談会の開催、地域のそば文化の発信、そして高校のそば部など次世代への技術継承にも力を入れていく方針です。

当日は、長野吉田高校戸隠分校・そば部の皆さんによるそば打ちの実演が行われました。
こちらのそば部は、2024年8月に開催された「全国高校生そば打ち選手権大会」において、団体戦で見事優勝という快挙を達成!
地元・戸隠に伝わるそばの技術をしっかりと受け継ぎながら、若い感性と熱意で挑戦を続けています。
まさに"そば文化"を未来へと紡ぐ担い手です。

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この日の実演でも、真剣なまなざしで丁寧にそばを打つ姿に、会場からは自然と大きな拍手が送られていました。
打ち立てのそばは会場で振舞われ、参加者からの「美味しい!」の声が多く聞かれました^^

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当日のそば打ちの様子はこちらからご覧いただけます!(日穀製粉公式YouTube)

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製粉会社として、信州そばと共に

信州そばは、地域の自然や風土のなかで育まれてきた、香り高く味わい深い食文化です。
しかしその一方で、玄そばの生産量減少や後継者不足といった課題も抱えています。

日穀製粉はこれまでも、製粉の技術と品質にこだわり、信州そばの魅力を支えてまいりました。
そしてこれからは「そば県」信州の名にふさわしい未来を築く一員として、そば文化の継承と発信に取り組んでまいります。
今後も協議会の活動や、日穀製粉の取り組みについて随時ご紹介していきます。
引き続きご注目いただけましたら幸いです。

2025/02/20

スタッフlog

【人気レシピ】「も~っちり海鮮チヂミ」を作ってみた!

日穀製粉HPに掲載しているレシピ、みなさんご活用されていますか?
粉やめん類をはじめ、そば茶やパスタなどのレシピが約400品掲載されています。

今回は人気レシピ常連!15分で作れる「も~っちり海鮮チヂミ」を実際に社員が作ってみました!

基本となるレシピはコチラから↓

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今回は「いつか、たこ焼きパーティーをしよ...!」と思い買っておいた長野県産小麦使用の「たこ焼き粉」で作ります。
たこ焼きパーティーはまた別の機会に...

まずにんじん、ニラなどの野菜をあらかじめ切っておきます。
2枚焼いたので分量を2倍にして作っています。
(手前のネギはつけダレに追加する用です。)

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計量しておいたたこ焼き粉に水を入れよく混ぜます。

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そこににんじん、ニラ、今回は解凍したエビを...

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溶いた生地に入れます!どん!

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入れた具材に生地がまとわりつくように混ぜ、なじませておきます。
少し生地が少ないように見えますが、カリッとするポイントの一つ!

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オンラインショップ内の特選レシピでは「具材たっぷりで美味しく焼き上げましょう」と我らの粉もの担当、ココナさんのアドバイスが載っています。

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実はオンラインショップの特選レシピでは、カテゴリごとに担当スタッフがついています。
是非レシピページの下部まで見てみてくださいね!

熱しておいたフライパンにごま油をひき、生地を流し入れます。
ごま油が熱されて良い香り!
焼き色がついたら裏返し、フライ返しで生地全体をギューギュー押しつけます。

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両面に焼き色がついたらフライパンから取り出し、切ってお皿にのせれば...
「も~っちり海鮮チヂミ」の完成~!

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ニラがシャキシャキ、エビがプリっとしていておいしく出来上がりました。
レシピのつけダレも定番の味でチヂミによく合います!
(材料や、時間のない方はポン酢などで代用してもOKだと思います。)

何より...できたてのアツアツはキンキンのビールと相性抜群!
ココナの言っていた通り具材たっぷりで焼き上げたことで満足のいく一品になりました。
実際に作ってみて人気の理由が分かった気がします。

今回作ってみた「も~っちり海鮮チヂミ」。
メインとしてはもちろん、何か一品欲しい時などにもおすすめです。
みなさまもぜひ作ってみてくださいね~!

今回使用したたこ焼き粉はコチラ
たこ焼き粉 400g 

【花ころもでも作れます】花ころも 700gはコチラ
花ころも 700g

今回のレシピはコチラ
にっこくオンラインショップ 特選レシピ「も~っちり海鮮チヂミ」